バコティンヒーターはバーナ・燃焼室(火炉)・水管・熱媒水・減圧蒸気室・熱交換器などで構成し、缶体内に空気はなく、かつ完全に外気と遮断・密閉されています。また、熱媒水は火炉・水管をおおうように封入しています。減圧蒸気室は大気圧以下に減圧された状態に保っていますから、封入している熱媒水は、バーナによって加熱されると直ちに沸騰し、そのときの熱媒水温度と同じ蒸気を発生します。缶内で発生した蒸気は、減圧蒸気室内に配置された熱交換器表面で、凝縮することによって水を加温し、水滴となって再び熱媒水に戻ります。つまり、熱媒水は缶体内で「沸騰ー蒸発ー凝縮ー熱媒水」のサイクルを繰り返しています。したがって、熱媒水の補給も不要で、空焚きのおそれもありません。
| 項目 | 基準値 |
|---|---|
| 水素イオン濃度(25℃)pH | 6.5~8.5 |
| 導電率(25℃)E | 50mS/m以下 |
| 塩化物イオン フッ素化合物 |
合計200mg/l以下 |
| 硫酸イオン | 100mg/l以下 |
| 残留塩素 | 1.0mg/l以下 |
| 鉄 | 1.0mg/l以下 |
| 硫化物イオン | 検出しないこと |
| アンモニウムイオン | 1.0mg/l以下 |
熱交換器の材質選定は左表の基準に拠ります。
- 標準ステンレス製熱交換器の水質基準
- チタン製熱交換器
左記、水質以外のときは、チタン製熱交換器とします。 - その他
全硬質CaCO3100mg/L以上、イオン状シリカSiO250mg/L以上または、酸消費量〔pH4.8〕100mg/L以上の地下水ではスケールを生成しますので、薬液洗浄の用意をしてください。
注(1)基準は冷凍空調機器用冷却水水質基準JRA9001-1980に準拠しています。
注(2)用語および単位はJIS K0101に準拠しています
タイマ運転入切には安全確保のため、各種安全装置の取り付けが必要です。K/GSAN80~300型の排ガス温度表示はオプション、抽気管温度表示はまりません。凍結防止運転、出口温度制御については、オプションの凍結防止センサー、出口温度センサーが必要です。
- ランプ表示:
- 運転
- 液晶仮面表示:
- 状態:電源、燃焼、異常、抽気、凍結防止、自動入切
- 温度:熱媒水温度、抽気、凍結防止、排ガス温度、熱媒水
- 設定温度
- 温水出口温度(オプション)
- タイマ運転入切時刻、時計、積算時間、異常内容
抽気回数、焼却時間はメモリーで記録しますので停電があっても過去の時間に精算されます。異常についても内容がメモリーされていますので、対応が迅速に行えます。
また、設定内容も記憶していますので復電後、再設定する必要がありません。



- *1 ポンプの選定は出力検討資料を参照のうえ上限流量~下限流量の範囲で選定してください。
- *2 ポンプの選定が上限流量を超える時にバイパス弁を設けてください。
- *3 膨張缶の高さは循環ポンプの揚程より高くしてください。
- *4 バコティンヒーターへの入口配管は、貯湯槽の低温部または補給水配管から接続してください。。
- 熱交換器の出力は出力検討資料を参照してください。
- 配管中のごみおよび錆の恐れがある場合はストレーナを設けてください。
- 貯湯槽は圧力容器になりません。水頭圧10mを越えてもバコティンヒーターの出湯温度が100℃を超えないための利点です。









