日本サーモエナーは1961年に各種ボイラの製造販売会社としてその歴史をスタートし、世界初となる真空式温水機の開発や量産化の成功をはじめ、多くの商品や技術の開発を通してお客様に貢献してきました。この姿勢を端的に表しているのが経営理念にも掲げている「汽罐報国」です。文字通り、「ボイラを通して国、社会に報いる」という意味を表します。この思いを何よりも大切にしながら、街中の至る所で暮らしを支え、鉄道や航空などの交通インフラや医療機関など社会の根幹となるサービス分野でも貢献してきました。技術は日々目まぐるしく進歩し、私たちを取り巻く市場環境や社会のあり方も激しく変化し続ける時代ではありますが、これからも守り続けてきた経営理念は決して忘れることなく、その時その場所で求められる製品でこの社会に貢献するために、技術を磨き続けていきます。

2026年に行ったIHI汎用ボイラとの合併も、これからの時代に適応した形で社会を支えるための一つに他なりません。同じボイラという領域ではありながら、それぞれに違う歴史と強み、顧客基盤・製造ノウハウをもつ両社の良い部分を掛け合わせることでシナジーが生まれ、多様化するニーズに応えられる技術力をさらに高めるための体制が整いつつあります。当然、異なる背景を持つ組織が一つになる以上、すべて順風満帆というわけではないでしょう。しかし、日本サーモエナーには精神基盤である「自助」と「互助」の精神が根付いています。自ら考え行動する「自助」の精神と、社会やお客様、そして仲間を想う「互助」の精神があれば、この合併を糧としてさらに大きく飛躍できるものと信じています。

今、私たちは大きな変化の中にいます。合併に伴う組織構造の変化だけでなく、脱炭素社会への移行など、ボイラへの期待も大きく変化しています。そのため、化石燃料を使用するものだけに留まらず、バイオマスやカーボンフリーといった注力領域において、これまでにない技術や製品の開発が必要不可欠となります。そして、新たな道を切り拓くその場面こそ、皆さんが持つ新しい視点が生きる場面でもあります。若い方だからこそ気づくこと、思いつくこと。それを恐れずに発信し、「自助」と「互助」の精神を持って自らチャレンジしてほしい。さまざまな職種やフィールドにおいて、是非あなたの経験や学び、多様な個性を活かしてほしい。それが皆さんに期待するところです。技術、営業、メンテナンス、製造と幅広い活躍の場があり、海外市場の拡大も見据えている日本サーモエナーで、自分だけの視点や発想を活かしたい。自ら考え動き、周りを巻き込み、チームとして新しい挑戦をしていきたい。そんな方と一緒に働けることを楽しみにしています。
