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2017.06.01

  • 製品情報

油焚高効率簡易貫流ボイラ「EQRH-1001KM/AM型」販売開始について

 このたび最低出力の低減や燃焼四位置制御方式の採用により、総合運転効率の大幅な向上を実現した高効率簡易貫流ボイラ「エクオスリンクス EQRH-1001KM/AM」を6月1日より販売を開始いたします。

 本製品は出力を100%、50%、25%、0%の四段階で制御をする換算蒸発量1,000kg/hクラスの簡易ボイラとしては業界初の「燃焼四位置制御」を採用することで、燃焼の発停回数の低減を実現し、低負荷運転時のボイラ運転効率を向上しました。


■本製品の特長
(1)ボイラの運転効率の大幅な向上
 ① 最低出力の低減と燃焼四位置制御方式を採用することで、低負荷運転時のボイラ運転効率が最大で6%向上しました。

 ②燃焼室を大容量化し、輻射伝熱の面積を最大化するとともに、燃焼ガス通路の最適化により、伝熱効率を向上したマルチパスフロー缶体の開発と、低空気比燃焼を実現することで、定格運転時のボイラ運転効率を向上しました。

(2)送風機の消費電力低減と低騒音化を実現
 マルチパスフロー缶体内部の燃焼ガス通路を多岐化し通路長を短くすることで、燃焼ガスの通風抵抗を低減するとともに、低空気比燃焼を実現することで、ボイラへ供給する燃焼用空気を約1割削減しました。
 燃焼ガスの通風抵抗を低減し、燃焼用空気を削減した結果、送風機の消費電力の約40%低減と静音性の向上を実現しました。

(3)ボイラの水位を出力に合わせて制御することで、乾き度の高い良質な蒸気供給を実現
 燃焼四位置制御方式に対して、ボイラ本体の水位を出力に合わせてきめ細かく制御することで、低負荷から高負荷まで、幅広い負荷率で乾き度(※)の高い良質な蒸気の供給を可能にしました。

(※)蒸気の気相分と液相分の重量割合のことで、乾き蒸気(100%)に近づく程、蒸気が保有する熱量が上がります。
    乾き度=(気相分の重量)÷(気相分と液相分の合算重量)

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